インテリアデザイナーの一次試験
1次試験は全2科目、各25問(試験時間100分)のマークシート形式で行われ、合格率は25%前後の難関となっています。
基本的には「暗記科目」と言えますが、家具やカーテンなど、身近なインテリア商品についての知識の他、コンサルティング、建築構法やコンクリート等建築材料の知識など、範囲が幅広く、覚えなくてはならない分量も膨大です。
新しく決まった法律や、商品についてなどの時事問題や専門的な建築構造や環境工学のように、初心者にとっては独学が難しいテーマも出題されます。
短期間で1次試験を突破するには、効率の良い勉強が必要です。具体的には、まず試験内容を無駄なく的確にカバーしている参考書や受験対策講座を選び、その内容を丹念に理解しながら覚えていくことです。
一見、枝葉と思われるような箇所も出題されることがありますので、コツコツと地道に積み重ねることが最終的には近道です。
インテリアデザイナーの二次試験
「論文試験」は、インテリアデザイナーの資質を問うテーマのものが400~500字で2題出題されます。
1次試験対策をしっかりやっておけば、難しいテーマではありませんが、80分という短い時間内にまとまった文章を書くには訓練が必要です。
いくつか自分で題目を決め、時間制限を設けて書いてみましょう。自分の表現力や語彙力が解るはずです。
当然、単なる知識を披露すればいい訳ではありません。インテリアデザイナーとしての知識を使った論理展開が要求されます。
論文の試験を受けたことがない方は要注意です。制限された文字数と時間の中で課題にこたえるのは意外と難しいものです。
「プレゼンテーション試験」は、課題に沿ってインテリア計画を立て、顧客にわかりやすい図面に起こす試験です。
要求を満たした計画を立てる能力は勿論、基本的な製図の知識も必要です。こちらも短時間で美しい図面を描くことが要求され、とにかく練習が必要な試験です。